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フレッシュミックス

フレッシュミックス
季節の野菜と果物をたっぷりつぶし混ぜ、スプーンで食べるおいしい青汁は、チェリーテラスの十八番。健康的な朝食メニューとして長い人気を誇ります。※料理研究家として幅広く活躍された故阿部なを先生に教えていただきました。

レシピ制作者: チェリーテラス

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材料(2~3人分)

作り方

  • 葉野菜は1〜2cm幅に切り、果物は2〜3cm角に切る。
  • ジャグにバナナ、葉野菜、残りの果物、レモン汁の順に入れる(※1)。
  • バーミックス(ミンサー)でなめらかにつぶし混ぜる(※2)。
※1 材料を入れる順番
粘りのあるバナナを容器の一番下に入れます。その上に葉野菜、一番上にりんごなど水分の出やすい果物を入れます。バナナは一番上に入れて先につぶすと葉野菜にからまって葉野菜がなめらかにつぶれにくくなるからです。また、最初に果物をつぶして水分が出ると、水流がおきて下の葉野菜がなめらかにつぶれやすくなります。
※2 バーミックスの動かし方
材料が飛び散りにくいように、口径の狭い、縦長の容器を選びます。ミンサーをつけて、上からトントンたたくように小刻みに上下に動かしてつぶします。全体がなめらかにつぶれて混ざり合えばでき上がり。
ポイント
使用するアタッチメントはバーミックス(ミンサー)。野菜は旬の栄養価の高い葉野菜と果物をそれぞれ2〜3種類組み合わせます。一年を通して比較的入手しやすく、カルシウムや鉄分豊富な小松菜はぜひ加えてください。また、バナナなど甘みのある果物を加えると味が安定し、ぐんといただきやすくなります。
★食べる前に上質なオリーブオイルを適宜かけると、風味よく、野菜に含まれる脂溶性のベータカロチンの吸収率がアップします。 私も長年毎朝作っていますが、春菊や青梗菜、カブの葉、ケールやベランダのアロエも加えて、自分なりに健康的なものをめざしています。ぜひお手元の材料を組み合わせて、好みの味に仕上げてください。
ストーリー
このフレッシュミックスをご指南くださったのは、「きょうの料理」を始めテレビや雑誌で幅広くご活躍された料理研究家、故阿部なを先生でした。 「長いこと青汁続けていてね、ここ数年は友達の辰巳芳子先生(料理研究家)に勧められてバーミックスで作ってるんだけど。ミンサーなくしちゃってねえ」。かれこれ30年前だったでしょうか。このお電話がきっかけで先生の青汁作りに関心が湧き、田園調布「パテ屋」の林のり子さんと一緒に毎年作成していた印刷物「バーミックス通信」の取材に伺ったのです。 上野のご自宅で、ご高齢にも関わらず着物姿で颯爽と登場された阿部先生は、我々の目の前で青汁を作ってくださいました。材料は、運営されているみちのく料理のお店の残り物(カブの葉など)や、夏の終わりだったのでイチジクが登場。「ほら、これはハコベ。朝散歩に行って、ご近所の東京芸術大学の敷地内に入ってこういうの摘んでくるのよ」。 思いがけないことを伺う度に感心したり、笑ったりでしたが、一番驚いたのは供された青汁の味わいでした。野菜と果物のコンビネーションがなんともおいしかったのです。 そして、これはぜひ私たちも作りたい。より簡易にレシピ化して、ユーザーの方々にもお伝えしよう、と考案し、フレッシュミックスのレシピが出来上がりました。ちなみに、阿部先生が青汁作りに長くバーミックスを活用くださったポイントは、「手加減が活かせるから」だそうです。「30年前に始めたときはすり鉢だったんだけど、これは結構手間でねえ。それじゃあとミキサーを買ったけど、スイッチ入れると出来上がるけど、なんだか納得がいかない。なんだかねえ、と話していたら、辰巳さんがバーミックスを教えてくれて、やっといい道具が手に入ったと思ったんだよ。なめらかにつぶしたり、少し粗めにつぶしたり、材料に合わせて手加減するのがいいのよね」。そうそう、先生は、ときどき湯治に行かれる玉川温泉にも必ずバーミックスを持参され、地元の材料で毎日作るんだよ、と笑っていらっしゃいました。

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材料

材料(2~3人分)