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ホットキルトで発酵調理〜いろんな野菜麹に挑戦〜

今、健康な身体作りに欠かせないキーワード【腸活】

キッチンニュースNo12にて、藤井恵先生に教えていただいた【ホットキルトで作る「しょうが麹」「玉ねぎ麹」】のレシピを基に、どのような野菜麹ができるのかチャレンジしてみました。
おすすめの活用方法、ポイントなどをお伝えできればと思います。

ホットキルトの保温力

実際にクリステルの保温カバー、「ホットキルト」の保温性はどうなのでしょうか。
レシピ通り、クリステル鍋を重ねて18cm内の水の温度を80℃にして、ホットキルトに入れた後、12時間後の水の温度を測ってみます。

ふたを開けるとほのかに甘い香りが!発酵がうまくいっている証拠です。
季節や室温にも多少影響はあると思いますが、12時間後の水の温度は38.5℃。麹自体の温度も38℃をキープしていました。
麹は60℃を超えると死んでしまうので熱すぎてもNG。発酵が進むのに最適な温度は30℃〜40℃なのである程度はキープしてくれていました。

※特に冬場などは室温が低いので、発酵が進みづらい場合があります。その場合はもう一度温め直してもう一晩ホットキルトに入れておくと発酵が進み、更に味が馴染みます。または、ひと晩おいた後、保存容器に入れて数日常温に放置しておいてもいいでしょう。塩加減がマイルドになります。

「しょうが麹」

しょうが麹

藤井恵さんから教えていただいた「しょうが麹」。
鍋料理に加えれば体が更に温まり、予め肉にまぶしておくと肉が柔らかくなるいうありがたい効果が。
生姜焼きも簡単に美味しく作れました。唐揚げも美味しかったです♬
日々の調理時しょうがを少量みじん切りする手間が省けるのも嬉しいですね。

玉ねぎ麹

玉ねぎ麹

こちらも藤井恵さんから教えていただいた「しょうが麹」。
肉に漬けても、スープや鍋に入れるなど何にでも使える万能野菜麹。特に美味しかったのは玉ねぎ麹のドレッシング。
ラウデミオビアンコと玉ねぎ麹を1:1:1で混ぜるだけ。サラダにかけたり、トマトとアボカドと和えたりなんでも合います。
肉類はマリネしてオーブンで焼くだけでも美味しい!冷めても美味しいのでお弁当にもぴったりです。
また、マリネして冷凍しておいてもよいでしょう。冷凍臭さが付きにくく、肉も柔らかくなります。

にんにく麹

にんにく麹

使い方は野菜炒めや肉に漬け込んで焼くなどいつものにんにくの使い方でOKです。
日々の調理時、にんにくを少量みじん切りする手間が省けるのも嬉しいです。
ペペロンチーノやガーリックトースト(バター、ラウデミオと混ぜてパンにのせて焼くだけ)もおすすめ!
ガーリックシュリンプもお子様も喜ぶこと間違いなしです🌟

【材料】
にんにく…100g
麹…100g
塩…50g
水(50℃)…180ml

作り方は藤井さんのレシピと一緒ですが、にんにく麹は空気に触れると酸化して緑色になってしまうことがあるので、
発酵させる際は、鍋に直接入れず、ジップロックなどに入れることをおすすめします。
※万が一、にんにくが緑色に変色してしまっても問題はありません。



にんにく麹に関しては臭いがすごくなるので気をつけて下さい(笑)
にんにくの量は少なくても作れるのでお好みで。

洋風麹

洋風麹

【材料】
野菜…合わせて200g
麹…100g
塩…50g
水(50℃)…180ml

作り方は藤井さんのレシピと一緒です。
玉ねぎ、セロリ、にんじんで作る洋風麹。余り野菜をみじん切りにしても美味しい野菜麹ができます。
使い方はコンソメのように使うと良いでしょう。
無添加なので安心安全で優しい味わいに。離乳食にもいいですね。
しょうが麹、玉ねぎ麹などと合わせてカレーに入れても美味しいと思います🍛

きのこ麹

きのこ麹

【材料】
お好きなきのこ…200g
麹…100g
塩…50g
水(50℃)…180ml

作り方は藤井さんのレシピと一緒です。
きのこの旨味が凝縮した味わいに。なるべくたくさんの種類のきのこを混ぜることをおすすめします!
今回はしいたけ、舞茸、ヒラタケをみじん切りにしてラウデミオで炒めたものと塩、麹、湯と合わせました。
※きのこの種類は自由ですが、しいたけは入れたほうが美味しくなります🍄

おすすめは炊き込みごはん!白米に、ほぐしたしめじ、酒、きのこ麹を入れるだけで簡単炊き込みごはんの完成。
調味料や出汁が不要でこんなに美味しくなるのかとスタッフ一同びっくりでした!
その他、スープやクリームパスタなどにもおすすめです。

唐辛子の醤油麹漬け

東北地方や北海道を中心に昔から作られており、数種類の唐辛子と米麹、醤油を1:1:1で混ぜるだけです。それぞれの材料を一升ずつ漬けたことから、「三升漬け」とも呼ばれ、地域によっては「麹南蛮」とも言われるそうです。

今回は青唐辛子と万願寺唐辛子を合わせて200g使用しました。
面倒なみじん切りもスライシーならあっという間です!

唐辛子麹


豆腐に乗せたり、チャーハンの味付けにしたり何にでも使えます。
少量でも結構辛いのでつけすぎに注意です⚠️
おすすめは餃子。余計な調味料は入れず、キャベツ、豚肉、唐辛子麹だけで美味しいピリ辛餃子が作れますよ。
味噌と混ぜれば、仙台の牛タンに付いてくる南蛮味噌にもなります。南蛮味噌はスティック野菜につけるだけでも十分美味しい✨

※丸ごと小泉武夫食マガジン:オザワエイコさんのレシピを参考に作ってみました。
詳しくはこちら

https://koizumipress.com/archives/11573

最後に

・まとめて作っても数か月は保存可能です。
・どんな料理でも合うので活用の幅が広がります(野菜・肉・海鮮。ごはん、パスタ、メイン。和洋中)
・野菜麹を混ぜて使うのもよいでしょう。
・加工前の麹も長持ちするのでストックしておいて作りたい時に作れます。
ホットキルトに入れて放っておくだけなので夕飯後に仕込んで朝には使用することができます。
・今回はスライシーでみじん切りにした野菜と麹で作りましたが、ミンサーでつぶした野菜でも美味しく作れます。
・お腹の調子が良くなるので、便通改善にも役立ちます☺️
・分量は細かく気にする必要はありません。重要なのは温度管理!

腸活、免疫力アップにも是非お役立てください。