チェリーテラスの食とレシピ

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二十四節気の食材とレシピ「立秋」(夏の冷え改善)

日中はまだまだ暑い日が続いていますが、暦では秋の始まり。秋の感じはまだまだ…と感じる一方で、夏の疲れが気になる頃でもあります。 冷房が効いた部屋に1日中いると体の中から冷えてしまい、胃腸も弱り、さらに食欲がなくなると、免疫力の低下にもつながります。この季節は身体を冷やさない食べ方が大切になります。身体を冷やさない食べ方にはいくつかポイントがあります。
「生姜」「ねぎ」「にんにく」を積極先に。硫化アリルとよばれる成分を多く含んでおり、身体をあたためる効果が証明されています。主役に はならないお野菜ですが、毎日の食事に少しずつ食べられますね。
暑い季節、暑い地域で採れたものは身体を冷やす働きがあります。 特に夏が旬の季節は生よりも少し加熱をするのもおすすめの食べ方となります。
血行がよくなるビタミンEは女性の強い味方。血流をよくする働きがあります。
暑い夏は冷たいものを食べたり飲んだりしがち。体も冷えてしまうため、温かい味噌汁、スープなどを添える、飲み物も温かいものを摂るようにこころがけると良いでしょう。

モロヘイヤのカルダモンスープ

モロヘイヤスープ

栄養豊富な夏野菜のモロヘイヤをたっぷりと使った、満足感のあるスープです。夏の冷えは、冷たいお食事を多く摂ることで起こります。食欲の落ちやすい夏も、スープなら食べやすく体を温めることができるため、おすすめのレシピです。
また、薬味やスパイスには、体を温める作用があります。モロヘイヤスープに使用しているにんにくや、香り高いスパイスの一種であるカルダモンには体を温める作用があると言われていますので、この時期におすすめのレシピです。

しょうがパスタ

この写真は水菜の代わりに豆苗を使用しております。

すりおろしたしょうがをたっぷりと使用したしょうがパスタは、夏の冷えが気になる時期におすすめの一品です。
しょうがにはジンゲロール、ショウガオール等様々な辛味の成分が含まれており、これらが体を内側から温めてくれます。 夏は室内が冷えすぎている事が多いので、お食事によって体を温めることで、体調を崩しやすい時期をすこやかに過ごすことができます。
しょうがの体を温める成分は、皮に多く含まれている為、調理をする際はよく洗ったしょうがを皮ごとすりおろすと良いで しょう。
元のレシピでは水菜を使用していますが、空芯菜や豆苗でも美味しく作れます。

ねぎたっぷり!万能ねぎ塩タレ

ねぎたっぷり!万能ねぎ塩タレ

長ねぎと玉ねぎをたっぷりと使用し、すだちを加えて爽やかに仕上げた万能ねぎ塩タレ。バーミックスでみじん切りをする ことで簡単に作るく事が出来るため、ぜひこの時期に常備しておきたい自家製タレです。
長ねぎのツンとする香りは「硫化アリル」と呼ばれる成分で、 血行を促す作用、発汗作用の促進、風邪予防にも効果的です。この硫化アリルは、長ねぎの白い部分に多く、また細かく刻むことによってより体で効率的に働くと言われている為、万能ねぎ塩タレは夏の冷え対策においておすすめの食べ方になります。
和え物はもちろんのこと、さっとゆでた豚肉とも相性抜群。 万能ねぎ塩タレが、豚肉に含まれるビタミンB1の吸収を促進し、疲労回復のサポートをしてくれます。

しょうがとくるみのドレッシング

生姜とクルミのドレッシング

しょうがとくるみをバーミックスで混ぜ合わせることで、簡単に手作りドレッシングが完成。旨味のある2種類の食材を掛け合わせることで、食欲をそそる味わいに仕上がります。

くるみ等の種子類にはビタミンEが豊富に含まれています。ビタミンEには血行を良くする作用があると言われている為、夏の冷えが気になる際にぜひ摂りたい栄養素です。体を内側から温めるしょうがと合わせることで、この時期におすすめのドレッシングとなりま す。
お食事を抜いたり、野菜が不足すると栄養バランスが崩れて体が冷えやすくなります。お好みの野菜に、しょうがとくるみのドレッシングをかけて、美味しく食養生しましょう。