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奥田政行シェフの【ラ・産んでみよう!】「第4回 トマト」

今月も奥田シェフにラウデミオの特徴を生かした使いこなしと、新しいレシピを産み出していただきます!
6月のテーマは「トマト」です。

トマトの原産地はアンデス。乾燥していて、風が吹き、雨が降らなくて水はけが良いところが好ましいとされています。
また、トマトは夏野菜のイメージがありますが、実は6月の収穫し始めた最初のトマトは味が濃くて美味しいんです。
一方、夏に収穫されるトマトは、雨が少なくて水分が少なくなり、糖度と酸度が高くなるので甘くて酸っぱいトマトになります。

6月に採れる濃い味のトマトとラウデミオの相性は抜群で、今回は2種類のトマトパスタとトマトの意外な組み合わせを教えていただきました!

チェリートマトとバジルのスパゲティ

【材料】
チェリートマト
フレスコバルディ・ラウデミオ
バジル
パスタ(フェデリーニ)
塩(クリスタルシーソルト)

【作り方】
① パスタを茹でる。
② クリステルフライパン22cmに半分に切ったプチトマトを断面を上にして並べ敷き詰め、塩を振る。


③ ラウデミオをプチトマトの上面にかからないようにして注ぎ入れ、火を入れていく。


④ トマトから水分が出てきてたら混ぜてラウデミオと乳化させる。ちぎったバジルを加える。


⑤ 茹で上がったパスタを加え、混ぜる。


⑥ 塩をして好みの味に調節したら完成。

調理のポイント
★トマトの皮のバリアを熱で剥がしてあげる。
→オイルで熱を加えることで均一に火を入れることができます。

★水分が出てくるとトマトが膨らんでくるのがポイント!

★混ぜ方のポイント
少なく混ぜる(ソースと和えるくらい)と酸味があり、キレのある味わいに。
数回煽るとパスタ同士が擦れてデンプンが出てくるので尖っている酸味が丸くなってきます。
→お好みの味になるよう混ぜてくださいね。

ミニトマトは普通のトマトに比べてリコピンが豊富とされています。
また、トマトは加熱することで旨味とリコピンの吸収率がUPします。
さらに、オリーブオイルと一緒に食べることで吸収率がさらに高まるので、
トマトパスタは理にかなった食べ方なのです!

フレッシュトマトとバジルのスパゲティ

【材料】
トマト(湯むきして4〜6等分)
にんにく(厚めの薄切り)
フレスコバルディ・ラウデミオ
バジル
パスタ(フェデリーニ)
モッツァレラチーズ

【作り方】
① パスタを茹でる
② クリステル浅鍋22cmラウデミオをひき、弱火でにんにくをじっくり炒める。


③ にんにくの香りが出てきたらトマトを加え煮詰めていく。


④ トマトから水分が出てきたら混ぜてラウデミオと乳化させる。ちぎったバジル、茹で上がったパスタを加えて混ぜる。


⑤ お好みでモッツァレラチーズをのせてラウデミオをかけて完成。

調理のポイント
★フレッシュトマトはチェリートマトよりも水分が多く煮詰める工程が必要で、煮詰めるとコクが出てくるので味をまとめてくれるにんにくを使用します。
→一体感のあるトマトパスタに仕上がります。

★にんにくにゆっくり熱を入れることでにんにくの辛味成分アリシンが甘みに変わります。

同じトマトでも作り方や混ぜ方によってこんなにも違うのかとぴっくりしました。
2つのレシピとも作り方が簡単で、美味しかったので是非お試しください!

トマトがパスタ以外にどんな使い方があるのか尋ねたところ驚きの回答が!

なんと、軽く塩をしたプチトマトとラウデミオを混ぜたソースをトンカツの上にかけたのが美味しいとのこと。
実際に食べてみたところ、カツとトマトの酸味がよく合いさっぱりといただけました。
油と油なのでくどくなりそうですが、揚げたカツにラウデミオが馴染むので、カツの油が良質な油へと変わり美味しくなります。
簡単なので一度試してみてはいかがでしょう!

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次回の7月のテーマは
「夏野菜」です!
意外な調理法や組み合わせの絶品レシピをご紹介いたします。