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帰宅後15分で3品完成!料理研究家 大橋りささんが教える晩ごはん術

京都の料理研究家 大橋りささんに、ご自身の忙しいワーキングマザーとして経験から生まれた「帰宅後15分で3品作る晩ごはん」をこれからシリーズで教えていただきます。バーミックスクリステル鍋を活用するからこそ実現する15分で3品仕上げるアイデアを、どうぞご参考ください。

料理教室で中でも人気があるのが、「3品15分で作る料理教室」というオンラインレッスンです。 2020年から続けています。 「15分」というのは、生のお肉にしっかり火を通すのに十分な時間であり、その間に副菜を2品作れるように考えています。そもそも15分で調理するというのは、私が会社勤めをしていた頃、保育園児だった子どもと一緒に帰宅して、「おさるのジョージ」の録画を見ている間に夕飯を作っていた経験がもとになっています。 つまり、15分は“加熱の時間”であり、下味をつけたり、刻んだりといった下ごしらえの時間は含まれません。

私は、夕飯前の忙しい時間帯に丁寧な下ごしらえをする必要はないと思っています。そういった作業は別の時間にまとめてやってしまえば、気持ちも楽で効率的です。下ごしらえは「メニューを決めてからするもの」ではなく、「食材ごとに済ませておくもの」と考えています。例えば、玉ねぎ。玉ねぎは味噌汁にも、野菜炒めにも、カレーにも、カルボナーラにも使えます。そして、どの料理でもだいたい薄切りで使うことが多いですよね。だからこそ、薄切りの玉ねぎを2〜3個分まとめて刻んでおけば、1週間はそれで十分。皮をむいて、まな板を汚して…という手間を週に一度だけにすることで、日々の調理がとても楽になります。

みじん切りの玉ねぎも同じです。 みじん切りはハンバーグや肉団子、そぼろ、ミートソース、ガパオライスなど、ミンチと一緒に使う料理に欠かせません。ですから、ミンチを買ってきたタイミングで、バーミックス・スライシーを使って一気に作っておくと良いのです。 ミンチも美味しいお肉が手に入れば、スライシーを使って家で挽けば、粗挽きにできるので、食感が良く仕上がり、より美味しくなりますね。

このスライシーはとても優秀で、他のフードプロセッサーにありがちな“水っぽいみじん切り”ではなく、手切りのように水分が出ない細かい仕上がりになります。そのため、ハンバーグや肉団子の食感がとても良くなるのです。

玉ねぎそぼろ

玉ねぎそぼろ

和洋中どのお料理にも違和感なく使えるのが豚ミンチかな、と思うので豚がオススメですが、鶏でも合い挽きでも牛でも美味しく使えます。 オリーブオイルは酸化に比較的強い油なので、ジャンルを問わず加熱する際はオリーブオイルを使うようにしています。中華にするときでも、初めはフレスコバルディ・ラウデミオで炒めて、仕上げに香り付け程度にごま油を垂らすようにすると、体にやさしい仕上がりになります。

また、炒め鍋はステンレス中華鍋の28cmが非常に使いやすく、オススメしたいです。 一度にたくさんの食材を小さな炒め鍋にパンパンに詰め込んでしまうと温度が上がらずに水気が飛ばなくなってしまい、水っぽい仕上がりになります。 玉ねぎ1玉と同量のミンチが28cmの中華鍋にちょうど良い量だと思います。 これ以上作りたい時は、2回に分けています。 水気が早く飛ぶので2回に分けても結果的にその方が早く仕上がります。

それでは玉ねぎそぼろを活用したメインと、副菜2品をご紹介いたします!

ワンパンカレーグラタン

ワンパンカレーグラタン

春に向かい、新ジャガがチラホラ出てきます。みずみずしく火が入りやすい新じゃがいもは茹でずに薄く切って、フライパンで焼くと香ばしさアップ!出来上がったらハンドルを外してそのまま食卓へ!熱々を取り分けてどうぞ!

次にグラタンを焼いている待ち時間に、サッと作れる副菜を2品ご紹介いたします。

茹で鶏ときゅうりのごまサラダ

茹で鶏ときゅうりのごまサラダ

パサつきやすい胸肉を、しっとり仕上げるには優しいゆっくりとした火入れがポイント。クリステル鍋の蓄熱性の高さが、しっとりと柔らかいのに芯までしっかり火の入った茹で鶏を作るのに非常に役立ちます。ねりごまもバーミックスのグラインダーを使えば、酸化させることなくその都度作りたてを楽しむことができますね。

アスパラガスとしいたけのグリル

アスパラガスとしいたけのグリル

香りの強いアスパラに負けないのが、フレスコバルディ・ラウデミオ。ぜひたっぷりかけて焼いてください。

【材料】
アスパラガス 1束
しいたけ 1パック
新玉ねぎ 1個
ハーブソルト 小さじ1/2
お好みでハーブ 少々
フレスコバルディ・ラウデミオ 大さじ1

【作り方】
① アスパラガスは根本部分の皮をピーラーで剃き3等分くらいに切っておく。しいたけは軸を取り、大きければ半分に切る。新玉ねぎは1cm程の輪切りにする。

② 魚焼きグリルにくっつかないアルミホイルを敷き、①の野菜を並べる。ハーブソルトとを振り掛け、アスパラの皮とハーブをのせる。蒸し焼きしたいのでアルミホイルを上に被せ8分焼いて完成。

玉ねぎそぼろはメインのカレーグラタンだけでなく他の料理にも活用できます!
例として2品ご紹介いたします。

玉ねぎそぼろでミートソース

玉ねぎそぼろでミートソース

パスタと和えたり厚揚げにかけたりパンに乗せたりしてどうぞ。ミートソースにバルサモ・ディヴィーノは必須です!

ミートソースでキーマカレー

玉ねぎそぼろのミートソースでキーマカレー

玉ねぎそぼろでミートソースをアレンジしてキーマカレーも作れちゃいます!目玉焼きを添えると栄養価アップ。目玉焼きを焼く時はフレスコバルディ・ラウデミオを使ってくだ さい。白身が香ばしく焼けてとても美味しいです。

玉ねぎだけでも、これだけ多くのメニューの幅が生まれます。 目の前の食材をきちんと使い切ろうとすれば、自然とその日の献立は決まっていくものです。 そして、たくさん作って取り分けておくこと。次の献立のヒントになります。基本的な食材として玉ねぎ、にんじん、お米、鶏肉、豚肉、魚をそろえておき、そこに季節の野菜 を加えれば、旬の料理が簡単に作れます。八百屋さんやスーパーで安くなっている素材を使うのもポイントです。家庭料理はお店の料理と違って、和食・洋食・中華と、いろんなジャンルを作ることになります。 それぞれ専門的に学んだわけではありませんが、実際には使う食材の多くが共通しています。玉ねぎ、にんじん、鶏肉、豚肉――どのジャンルにも登場します。そして、「中華だから塩辛い」「和食だから薄味」というわけではなく、おいしいと感じる塩分濃度というのは、どの国の料理でもほぼ共通です。人間の体液の塩分濃度が約0.9%で、それに近い塩加減が心地よく感じられるのです。私はこの「下味の塩」をとても大切にしています。 下味の塩がしっかり決まっていれば、そこに出汁の旨味やバターのコク、ごま油の香りが加わることで、自然と和・洋・中の料理に変化していきます。ですから、麻婆豆腐の素やコンソメのような「調味料の素」に頼る必要はありません。目の前の 食材に向き合い、適切な火加減と塩分濃度を守りながら風味を変えれば、家庭でもあらゆるジャンルを自由に作ることができると思っています。手早く作る、は手抜きをする、ということではなく、食材に向き合い最適な火加減と塩加減で、 短時間で火が入るように調理をすることだと思っています。これからも手抜きではなく、段取り上手な時短技を発信していきたいと思っています。

料理研究家 大橋りささん
Lisasという京町家をリノベーションしたサロンを運営。1階が飲食店と菓子製造の許可をとったキッチンスタジオ。2階がヨガや整体、会議やワークショップのできる貸しスペースとなっている築120年の古民家です。対面の料理教室を月に15回、オンライン料理教室を月に4回開催。ケータリングやバル営業、焼き菓子等食品のオンライン販売もしています。私自身は料理学校の出身というわけではありませんが、初めての出産の際に産後半年で仕事復帰し、効率的な家事の段取り術を考案することができました。また、育児中の孤独感を解消するために毎週のようにホームパーティを開催し、それが自分の中で大きな財産となりました。 気軽にできるパーティー術を極めたことが、働くお母さんのためになると考え、料理教室を立ち上げることにし、退職しました。食品メーカーの依頼でカフェ&料理教室立ち上げに携わるなど経験を積み、2015年に自宅教室スタート。2017年、古民家をリノベーションし、京都『Lisas』オープン。自身のワーキングマザーとしての経験を活かした段取り術と簡単オシャレなウケる料理が学べる教室として月間150人の受講生を迎え、全国でも開催しています。