毎日刻まれる時間。1日は24時間で世の中がまわっています。私たちの身体も時計のようにリズムを持っています。でもそのリズムは25時間。この1時間の差を埋めるのが「太陽の光」を浴びることで 脳がリセットします。そしてもう一つ大切な事は、目が覚めてから1時間以内に食事を摂ることで内臓がリセットされます。糖質は脳の エネルギー源である血糖をあげるために必要です。しかしそれだけで は体内時計にとっては不十分。たんぱく質と糖質を含んだ食事が体内時計の針を正しく合わせることができるのです。
さらに朝、すっきりと起きるためには睡眠も重要。睡眠を促すホルモンはたんぱく質ができています。
私たちの身体は様々な体内時計を持って刻んでいます。その基本はやはり3食の食事にあります。朝食は身体の機能をリセット、 昼食はエネルギーをしっかり生み出す食事、そして夕食は朝食から12時間、睡眠の2時間前までに食事を終える事。これが体内時計を正しく刻み、翌日すっきりと起きられるポイントとなるのです。
暑い夏こそ、正しい体内リズムで元気に過ごしたいものです。
夏野菜のケークサレ
ズッキーニやとうもろこし、ドライトマト等、彩り鮮やかな夏野菜をたっぷりと使用した、朝食におすすめのメニューです。使用する野菜はお好みでアレンジも可能。バーミックス・スライシーを使えば簡単に作れるので、一切れずつ冷凍しておけば、忙しい朝もすぐに準備ができます。
体内リズムを整える上で、最も大切なことの1つが朝食です。
朝食を食べることで、体が活動モードとなるスイッチが入ります。 また朝食では、糖質を摂る事が大切。前日の夕食から朝食までの間は、食事の間隔が最も長く空くため、起床時の体はエネルギーが不足しています。エネルギー源となる糖質を摂る事で、1 日しっかりと活動的に過ごすことができます。
黒ゴマ・アーモンド・きな粉パウダー入りパンケーキ
バーミックスがあれば、固いごまやアーモンド、炒り大豆を簡単にパウダー状にすることができます。手作りで挽いたパウ ダーは、味も香りも格別です。今回はこの手作りパウダーを混ぜ合わせたパンケーキをご紹介です。
パンケーキは卵と牛乳を使用しているため、糖質とたんぱく 質を一緒に摂る事ができ、朝食におすすめの一品です。
朝食では糖質を摂る事が大切なポイントですが、併せてたんぱく質も一緒に摂る事で、体温が上昇し、体内時計が活動的になるスイッチを入れてくれると言われています。また 黒ごま、アーモンドに豊富に含まれるビタミンEは「抗酸化ビタミン」と言われ、油と一緒に摂る事で吸収が高まります。
バナナ・サンジュリアーノのオーバーナイト・オーツ
バナナとヨーグルトをベースに、チアシードの食感やサンジュリアーノの香りが楽しめる、朝食におすすめのスムージ―です。 オートミールを加えることで、不足しがちな鉄分や食物繊維を補う事ができます。前日の夜にバーミックスですべてを混ぜ合わせ一晩寝かせる簡単調理で、忙しい朝におすすめです。
ヨーグルトや牛乳などの乳製品には、トリプトファンというアミ ノ酸が多く含まれています。このトリプトファンは、神経伝達物質である「セロトニン」の材料となる成分です。この「セロトニン」が体内にある事で、睡眠を誘うホルモンである「メラトニン」の分泌を促し、深い眠りにつきやすくなると言われて います。睡眠の質は、体内リズムを整えるために大切です。 トリプトファンをお食事から摂り入れましょう。
ズッキーニのオープンオムレツ
ズッキーニや玉ねぎの甘味、食感が楽めるオープンオムレツは、 ヨーグルトを加えることで、夏も食べやすいさっぱりとした味わいに仕上がります。
ヨーグルトやチーズなどの乳製品に加え、卵にもトリプトファンが豊富に含まれています。トリプトファンは、夜の睡眠を促すホルモン「メラトニン」の生成に関わる成分のため、体内リズムを整える上で、おすすめの食材です。
卵は、オムレツ以外にも目玉焼きや卵かけごはん等、様々な食べ方ができるのも魅力の一つです。トリプトファンは体内では 作られず、食べ物から摂取する必要がありますので、様々な食 べ方で、トリプトファンを上手に取り入れましょう。