チェリーテラスの食とレシピ

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二十四節気の食材とレシピ「処暑」(発酵食品を摂ろう)

私たちの腸内にはおよそ1000種類、100兆個もの菌が生息しています。健康に生活を送るためには、色々な菌の種類が腸内にいる事が重要となります。そのためには身近な発酵食品を食べることが重要となります。

「麹菌」…味噌、醤油、日本酒、甘酒など 日本独特の気候風土により自然発生した世界でも珍しい微生物で、日本の「国菌」でもあります。甘味やうま味を引き出し、添加物なしでも貯蔵性が高く、保存食としても重宝されました。消化を促し代謝をアップさせる効果もあります。

「酢酸菌」…酢、黒酢、ナタデココ、カスピ海ヨーグルトなと 酢酸菌はアルコールを酢酸に変える菌。ワインをワインビネガー、日本酒をお酢、 シードルをリンゴ酢へ変化させる菌です。

「乳酸菌」…ヨーグルト、チーズ、キムチ、漬物など糖類を分解して乳酸を作り出す菌で、その種類は200種類以上にものぼり、遠い 昔から人間の食生活に深い関わりを持っています。また私たちの腸中にも存在していて、健康に大きく関係しています。

「酵母」…パン、ビール、ワインなど 約350種類以上もの酵母が知られており、パン酵母やビール酵母、日本酒酵母 など様々な食品をつくる際に役立っています。

発酵食品には色々な菌が含まれています。「毎食発酵食品を食べる」事を意識してみてはいかがでしょうか。

野菜麹 … 麹菌

日本が長く繋いできた食文化の一つである、「発酵」。
微生物が作りだす酵素の働きによって、旨味や香りが増し、 栄養素の吸収を高めてくれます。
日本特有の菌であり「国菌」に指定されている麹菌は、私たち日本人に馴染み深い存在。醤油や味噌づくりに欠かせない麹菌ですが、バーミックスで細かく刻んだ野菜と麹を合わせた野菜麹は、様々なお料理に使える万能調味料です。
しょうが麹は体を内側から温めお肉を柔らかくしてくれる効果があり、
玉ねぎ麹はお料理に少量加えることで甘みや旨味を ぐっとプラスすることができます。
常備しておくことで、毎日のお食事に菌を取り入れることができるのも嬉しいですね。

ビアンコソーダ(旬のフルーツ)… 酢酸菌

冷凍したお好みのフルーツをビアンコソーダに入れて楽しんでみてください

様々なお料理にお使いいただけるバルサモ・ビアンコを、お好みのフルーツと合わせてドリンクに仕立てた一品。まろやかな 酸味と甘みをもつビアンコの味わいが後を引く、おすすめのアレンジレシピです。
お酢は2回発酵している調味料です。その発酵に携わる酢酸菌には、有機酸やアミノ酸が豊富に含まれている為、旨味をプラスしたいときや少しお疲れ気味の際におすすめです。
季節のフルーツを加えることでビタミンをプラスすることができ、 暑さが残るこの時期の体を爽やかに癒してくれます。

【材料】
バルサモ・ビアンコ  適量
・お好みの冷凍フルーツ(パイン、キウイ、マンゴー、ベリーなど) 適量
・炭酸水 適量

【作り方】
コップにビアンコと好みのフルーツを入れ、そこに炭酸水を注ぐ。
※ビアンコと炭酸水の割合は適宜調整してください。

赤ワイン塩 ホイップバター … 乳酸菌

赤ワイン塩 ホイップバター

美しい紅白の「赤ワイン塩 ホイップバター」。食卓を華やかにしてくれる一品です。
赤ワインには酵母菌が含まれており、ワインの他にもビール や日本酒、パン等を作る際に必要な菌です。また自家製ホイップバターに含まれるヨーグルトには乳酸菌が含まれており、腸内環境を整える効果や免疫力を向上させる効果があると言われています。
乳酸菌は腸内にずっと住むことができないため、毎日のお食事から摂取すると良いと言われています。乳酸発酵したお漬物やチーズにも含まれていますので、お好みの食材から、乳酸菌を取り入れると良いでしょう。

鶏肉ときのこの赤ワイン煮込み … 酵母菌

鶏肉ときのこの赤ワイン煮込み

赤ワインの旨味がたっぷりと堪能できる、フランスの家庭料理 「コック・オー・ヴァン」。ホット・キルトがあれば、保温調理で簡単にお作りいただけます。おうちディナーにもおすすめのメニューです。
美味しさだけでなく、体にも嬉しい一品。赤ワインを作る際に必要な酵母菌は、腸内で良い働きをする善玉菌として働き、 悪玉菌を抑制してくれると言われています。また赤ワインには ポリフェノールという成分が含まれており、抗酸化作用あるのも嬉しいポイントです。
きのこをたっぷりと加えることで旨味をプラスでき、秋におすすめ の一品に仕上がります。