チェリーテラスの食とレシピ

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二十四節気の食材とレシピ「芒種」(水分補給)

熱い季節になると水分が不足してしまい、「熱中症」を起こしやすくなります。夜寝ている時に「よく足をつる」という人も水分不足の可能性があります。この季節、水分補給はとても重要ですね。
水分の摂り方にはポイントがあります。汗をかいて大量の水を飲むと、一時的に体中のナトリウム濃度が下がってしまい、喉が渇いていないというサインも出します。また利尿作用があるカフェインの入ったお茶やコーヒーは、身体から水分を出してしまう働きがあるので注意。また多量に飲むと夜眠れなくなってしまうのも、悪循環になりますね。麦茶やルイボスティーなどノンカフェインのものをおすすめします。
アルコールも利尿作用があるため、飲んだお酒以上に水分が出ていってしまう危険性があります。健康のためには缶ビールは1本までにとどめましょう。
ビール以外にもジュース類を飲む機会も増えますが、ペットボトル500ml1本に含まれる糖類は平均すると30g程度、炭酸飲料では50g程度含まれるものがあるので、水代わりにたくさん飲むことは注意が必要です。
水分補給は夏野菜を食べることもおすすめ。水分も多く、むくみを取り除く作用のあるカリウムも含まれています。そして熱を取る作用があるので、クールダウンの効果も期待できます。枝豆、きゅうり、なす、とうがん、トマト、ズッキーニ、ピーマン、ゴーヤ、オクラなど…。フルーツはスイカ、梨、キウイ、メロンに多く含まれています。もちろん抗酸化作用もあるので、暑い夏にはおすすめです。

ガスパチョ

ガスパチョ

夏が近づき、外気温が高くなるにつれて、体内の水分が汗の蒸発などで不足しやすくなります。こまめな水分補給の他に、お食事からも意識的に水分を補給することで、不足しがちな水分と塩分を一緒に補う事ができます。
ガスパチョは、水分を多く含むウリ系野菜のきゅうりを使用した、夏野菜たっぷりの冷製スープ。バーミックスを使用すると簡単に作ることができます。バルサモ・ビアンコを加えることで旨味と酸味が加わり食べやすくなり、ミネラルも補給できます。

初夏のミネラルスムージー

水分を多く含むウリ科のメロンを使用し、栄養価の高い小松菜や爽やかな酸味が特徴のパイン、アクセントに大葉を加え た、彩りも鮮やかな初夏のミネラルスムージーです。

仕上げに塩をひとつまみ入れることで、味がしまり、汗で排出されるミネラルも補給できます。またラウデミオを加えることで香り高くなり、小松菜に含まれるβーカロテンなどの脂溶性の栄養素の吸収を高めてくれます。

バーミックスで手軽に作れるので、朝食や帰宅後におすすめの一杯です。

トマトときゅうりのスープサラダ ラッシー風

トマトときゅうりのスープサラダ ラッシー風

全体の90%以上が水分のきゅうりをたっぷりと使用した、 水分補給にもおすすめな、涼やかな色合いのスープサラダです。仕上げにクミンを振ることで味のアクセントになり、 体を冷やし過ぎない働きもしてくれます。

野菜と合わせたヨーグルトなどの乳製品には、運動をした後に摂る事で血液の量を増やす効果があると言われています。血液量が増えることで、体内で生じた熱を皮膚近くまで循環させ、冷やす役割を担っています。反対に、血液量が少ないと、熱が体内に籠もってしまいます。

熱中症予防には、血液の量を増やすとともに、血液を循環させる役割を持つ筋肉をつけることも重要です。筋肉の材料となるたんぱく質を、乳製品や肉、魚などから摂取しましょう。

すいかバルサモドリンク

すいかバルサモドリンク

夏の果物の代名詞であるすいかに、バルサモ・ディヴィーノとスパークリングウォーターを加えてバーミックスで混ぜ合わせた、 さっぱりとした味わいのドリンクは、乾いた体に嬉しい一杯です。

すいかは水分を約90%含む果物で、食事から水分を補えるおすすめの食材です。また、すいかの鮮やかな赤色はリコピン に由来するもので、これはトマトの赤い成分と同じ成分です。

リコピンには強い抗酸化作用があると言われています。夏は日差しが強く体の中に活性酸素が発生しやすいため、野菜や果物の色を上手に取り入れて、すこやかに過ごしましょう。