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二十四節気の食材とレシピ「冬至」(髪の健康)

わかめスープ

豊かな黒髪は誰もが憧れる若さの一つでしょう。いつまでも美しい黒髪を保つためには、頭皮の環境と血行が重要となります。健やかな髪を保つための食事も大切です。 髪の成分の大半は「ケラチン」と呼ばれる物質でたんぱく質からできています。肉や魚、卵といった動物性のたんぱく質を摂る事で効率よく髪の健康に繋がります。

また、たんぱく質の代謝に欠かせないビタミンB6。 髪の毛以外にも皮膚や歯を健康にし、成長を促進する作用があり、 免疫機能を維持するのに必要なビタミンです。髪のハリや艶に欠かせないのが亜鉛。亜鉛が不足すると、ヘアサイクルが乱れ、薄毛の原因にもなります。牡蠣やカニ、牛肉、ナッツ類は多く含まれています。冬に旬をむかえる食材でもありますね。適切な量の亜鉛は、たんぱく質の代謝を促すことで、皮膚や髪のトラブルを改善し、さらに免疫力アップにもつながります。 ダイエットなどで食事のバランスが崩れると、髪の健康にも大きく影響します。いつまでも豊かな髪でいるために、食事のバランスを見直してみましょう。

わかめスープ

つるっとした食感で食べやすく、幅広い世代の方好まれる「わかめスープ」。ごま油の香りが食欲をそそります。

「わかめを食べると髪の毛に良い」という通説を、一度は聞いたことがあるかもしれません。残念ながらたくさん食べると劇的に良くなる、という事は無いのですが、わかめには髪の毛の正常な発達に必要な栄養素が含まれている事は事実です。

特に、わかめに含まれる「亜鉛」は、髪の成分のほとんどを占める「ケラチン」という物質を形成するのに必要不可欠な栄 養素です。この亜鉛は、ビタミンCと一緒に摂る事で吸収が良くなると言われていますが、わかめには亜鉛に加えビタミンCも含まれていますので、おすすめの食材です。

鮭と花野菜のグラタン 

鮭と花野菜のグラタン

ブロッコリーやカリフラワーの花野菜は、お料理に取り入れると華やかな仕上がりになりますね。いずれも冬が旬の野菜ですので、 うま味もたっぷりとのっています。 

特にブロッコリーは野菜の中で非常に栄養価の高く、ビタミンC とビタミンEを多く含んでいます。どちらの栄養素も健やかな髪のために必要です。ビタミンEは毛細血管を広げて血流をよくする と言われており、ビタミンCは頭皮の土台となるコラーゲンの合成に必要な栄養素です。 

また鮭には、髪の材料となるたんぱく質と、その代謝を促すビタミンB6両方を含んでいるため、このひと皿で髪の健康のために摂りたい栄養素を一度にしっかりと摂る事が出来ます。 

ぺぺたま

ぺぺたま

かわいらしい名前のペペたまは、ペペロンチーノ+たまごのパスタ です。卵の濃厚さと、ペペロンチーノのにんにくや唐辛子のアクセ ントが両方楽しめる一品です。

卵には良質なたんぱく質が含まれています。髪の成分の大半は「ケラチン」という物質からできていますが、このケラチンを作るために必要なのがたんぱく質です。卵やベーコンなどの動物性のたんぱく質には、大豆などの植物性たんぱく質よりも「メチオニン」というアミノ酸が多く含まれており、効率よく体の組織になる事をサポートしてくれます。また卵には、「ケラチン」の合成に必要な亜鉛もしっかりと含まれています。

ぺぺたま以外にも、納豆やお蕎麦、しらす丼など、卵を落とすと味わい深くなるメニューが多くありますね。プラスすることで栄養もしっかりと補えますので、ぜひ常備しておきたい食材です。

里芋のコロッケ

里芋のコロッケ

冬が旬の里芋を使った、ねっとり食感がクセになるコロッケ。かつお節の粉を使用し味付けをすることで、ほっこりする和風の味わ いに仕上がります。

通常コロッケの衣はパン粉を使用しますが、今回のレシピはバーミックス(スーパーグラインダー)で高野豆腐を粉状にして使用します。

高野豆腐は髪の材料となるたんぱく質と、髪の成分のケラチンの合成に必要な亜鉛両方を含んでいます。その他ビタミンやミネラルも含む栄養価の高い食材のため、ぜひ常備しておきたい食材です。衣に使用する事で、うま味もアップします。

里芋には食物繊維やカリウムが豊富に含まれています。それぞれ体の余分な脂質や塩分を排出してくれますので、髪のサイク ルを整えたい方におすすめです。

(文/グラフ デザイナーフーズ株式会社)