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チェリーテラスが語る、パスタ・ティレーナのある暮らし Vol.3「トルティリオーニ」

第3回目は、“トルティリオーニ”を選びました。
トルティリオーニは、直径11mmと太い円筒状。
表面に溝もあり、ソースが絡みやすく、ソースと小麦の風味のコンビネーションを楽しめます。

そんなトルティリオーニを使って作ったのがラグーパスタ。今回は代官山ショップの冷蔵庫に余っていた玉ねぎ・にんじん・セロリと、豚肩ロース肉でスタッフ4人分を作らせていただきました。
豚肉と一緒にハーブを一緒に挽くのがポイント。今回はなかったので乾燥を使用しましたが、フレッシュのハーブ(オレガノ、ローズマリー、セージなどお好み)を使用するとより一層ラグーを楽しめます。

材料はその時々で余っているきのこ類や葉物を足してもOK。細かく刻んだ野菜をラウデミオでゆっくり炒め、甘みと香りを引き出していきます。肉は豚肉なら部位はどこでも構いません。むしろ「あるもので工夫する」ことで、ラグーに個性が出て、家庭料理ならではの豊かな味わいになります。トマト缶を入れてもいいですね。

野菜がしんなりしてきたところで肉を加え、鍋底に軽く焼き色がつくまでしっかり火を入れるのがポイント。そこに白ワインを加え、アルコールが飛んだらローリエ、水を加えて煮込みます。あとは弱火でゆっくり煮込むだけで、シンプルながら奥行きのあるソースが仕上がります。

このラグーに合わせるのが、パスタ・ティレーナ。古代小麦特有の香ばしさや噛みしめるほどに広がる旨みが特徴で、ひき肉と野菜のコクが重なるラグーとの相性は抜群です。ティレーナはもっちりとした食感がありながらも重すぎず、日常の食卓で飽きがこないことも、スタッフからの支持が高い理由の一つです。

ゆで上がったティレーナにラグーを絡めるだけで、冷蔵庫の余りものとは思えない満足感あるメインディッシュに。ぜひ仕上げにラウデミオを回しかけて召し上がってください。

特別なことをしなくても、日常の食材でとびきりおいしい一皿が作れるのがパスタ・ティレーナを使ったパスタの魅力であり、忙しい日でも料理を楽しむ余裕をもたらしてくれます。