チェリーテラスの食とレシピ

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長尾智子さんの素材を楽しむシンプルレシピ「第3回 蜂蜜」

蜂蜜は神秘的な食材です。自然と、ミツバチの働きとで生まれた天然の甘味料。
以前訪ねた、フランスバスク地方の養蜂家は、蜂の様子で自然が変化しているかどうかがわかると
話していました。周りの土地の目に見えない変化、例えば農薬など。
繊細な営みで生まれる蜂蜜の風味は様々で、そのままはもちろん、料理に使って存在感を出すと、
一気に個性のある仕上がりになります。
サンジュリアーノのオレンジ蜂蜜*は、オレンジのクリーム状。
豊かな風味を焼き菓子に閉じ込めるのがとても好きです。
あれこれ考えるときりがないくらいの蜂蜜使いから、今回は4種類を。

*サンジュリアーノ・オレンジ蜂蜜
シチリアに14世紀から続くサンジュリアーノ侯爵家の広大な柑橘類の農園で採蜜されるはちみつ。
ナチュラルなおいしさとオレンジの爽やかな香りが人気です。商品について詳しくは →

蜂蜜とオリーブオイルのケーキ

イタリアにとうもろこしの粉を使ったポレンタのケーキがありますが、それを蜂蜜とラウデミオ
で風味を強調して。材料を丁寧に混ぜていき、あまり気泡を作らない密な生地にするのがコツ。
材料を増やして生地を多めに作る場合は、バーミックスを使って卵液がしっかり混ざるようにします。

蜂蜜とラウデミオの使い方

蜂蜜は、ポレンタの風味全体を包み込むような役割。普通の砂糖では出せない個性を感じる生地に。
バターではなくラウデミオを使うと、風味が前面に出ず最後にオリーブオイルを後味や残り香のように感じる。

赤玉ねぎのジャム

茹でたじゃがいもに添えるだけで、じゃがいもを一味違った温サラダにする、甘みと酸味を効かせたジャム。
蜂蜜は2回に分けて加えるのがコツ。普通の玉ねぎでも。色の美しさを出すには赤玉ねぎが向いています。
チーズとの相性がいいので、パンにのせたり、ソテーなどの肉料理に添えると、とてもいい味付けになります。

蜂蜜の使い方

煮詰めることで赤玉ねぎの本来の甘さやコクを感じさせる手助けをするのが蜂蜜。
2回に分けて加え、はじめは土台作りの甘味料として、仕上げ前にオレンジ蜂蜜の個性を風味に加える。

オレンジとみかんのモロッコ風サラダ

偶然招待されたモロッコ人の女性がさっと作ってくれた、オレンジのサラダをアレンジして。
蜂蜜の味が決め手になる、シンプルなフルーツの食べ方。みかんが出回り始めたので、
ネーブルオレンジと組み合わせて、目にも鮮やかなデザートに仕立てます。
オレンジの蜂蜜に柑橘は、最強の組み合わせ。

蜂蜜の使い方

ダイレクトに蜂蜜を味わえる使い方。冬の寒い時期には、小鍋にボウルを重ねて軽く湯煎にすると、さらっと
してそれも美味しい。

鶏もも肉のオーブン焼き

鶏肉に蜂蜜という組み合わせは意外かもしれませんが、タイムを加えた蜂蜜の甘さが香ばしく、よく合うものです。
ソテーしたらそのままオーブンに入れ、仕上げに蜂蜜を塗って焼き上げるというやり方はかなりお勧めの方法。
蜂蜜にナムプラーとゴマでエスニック風に、蜂蜜にお醤油とお酒を少し加えて同じように焼くと、和風が楽しめます。

蜂蜜の使い方

仕上げに塗って焼き上げるので、蜂蜜が煮詰まることになって風味も強くなり、
みりんや砂糖のような役割をします。
ハーブとも相性がいいので、好きな種類でアレンジを。
クリーム状の蜂蜜に混ぜると鶏肉になじみやすいメリットも。