バーミックス&クリステルで手作り離乳食

一般的な離乳食のお話 監修:太田百合子先生(管理栄養士)

離乳食の基本:ワンポイント

イオン飲料について

赤ちゃん向けイオン飲料は、ひどい下痢など脱水症状の予防や対応をするためにつくられたものなので、健康なときには与える必要はありません。糖分も含まれているので、水代わりに飲ませていると食欲が低下したり、むし歯の原因になります。水分補給は水、麦茶で。

薄味ってどんな味?

専門家が勧める「薄味」とは、「塩味や砂糖味の使いすぎを控える」という意味です。塩や砂糖も全然使わないのでは赤ちゃんにとってもおいしくありません。「だしの旨味」をしっかりきかせると調味料を控えることができます。市販のベビーフードを試食してみて、「薄味」のコツをつかみましょう。

おやつについて

離乳完了期の授乳を卒乳したらおやつを必要とします。おやつは食事でとりきれないエネルギーや栄養素の補給であり、第4の食事になります。ご飯やパン、いも類、果物、乳製品などを1日1~2回、時間を決めてあげます。食事の前にはお腹が空くように、次の食事に影響しない程度とします。この時期の子どもは、むら食いもあるために食事をほとんど食べない日もあります。そんな時は食事の無理強いはせずに、おやつでバランスをとりましょう。

自己流の食事制限はNG!

普段から湿疹ができやすい、初めてのものを食べさせたらじんましんが出たり吐いてしまった、家族にアレルギーのある人がいる…など、アレルギーが疑われるようなら、医師に相談しましょう。また、成長著しい乳幼児期の子どもは、良質なたんぱく質性食品が不可欠ですから、代替食についても専門家の指導が必要です。保護者の判断で卵や牛乳や小麦を遅らせたり、抜くのはやめましょう。離乳食をはじめる時は、少量ずつ与えてようすを見ます。