ユリ科。アフリカ原産の多肉植物。日本でよく知られている品種はキダチアロエとアロエベラだが、キダチアロエは民間薬として使われ、主にアロエベラを食用にする。アロエベラは、幅広で肉厚の大きな葉が根元から株分かれして伸び、葉の長さが70 80cmぐらいのものもある。苦みが強く、とげのある皮を取り除くとゼリー状の肉が現れ、ねばねばした液が出てくる。胃腸障害、便秘などの改善に作用する働きがあるが、緩下作用が強いのでとりすぎはよくない。特に妊娠中や痔疾の場合は注意する。◇栄養成分 注目すべき成分は、腸内細菌を活発にし、免疫力を強化する働きのある多糖体のアロエマンナンとムチン。アロエマンナンは皮膚の老化防止作用、抗腫瘍作用などがあり、ねばねばした成分のムチンは保湿や老化防止の作用がある。ほかに、アロミチン、アロエウルシンといった抗腫瘍物質も含む。苦み成分は健胃や緩下作用のあるアロインやアロエエモジンなど。その他微量だが、葉緑素、ビタミン類、カルシウム、カリウム、鉄分などのミネラルも含む。◇食べ方のヒント レモン汁やりんごの絞り汁を加えると、苦みがやわらぐ。