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食材図鑑

洋梨

和名ひらがな
ようなし
和名カタカナ
ヨウナシ
英名
pear
仏名
poire
伊名
pera
果物

洋梨を材料に使ったレシピ

解説

バラ科。西洋梨のことで、原産地は、ヨーロッパの中部から東南部、西アジア方面。日本には1868(明治1)年、開拓使によって現在の主産地である山形に、りんごなどとともにもたらされ、すでに明治17(1884)年までに125もの品種が導入された。しかし独特の風味や香りになじみがなく、食用としての適期がわかりにくかったことなどから定着せず、ようやく価値を認識されるようになったのは、時を経た昭和に入ってから。そして人気が出てきたのは最近になってからといえる。導入当初は各地で栽培の試作をしたが、原産地の乾燥した気候とは違い、日本では一般に湿潤な気候のため、樹体は成長するけれども果実の生産は難しく、しだいに適地が限定されるようになった。現在、世界的に夏に雨が少なく、比較的温暖な地域で栽培されることが多く、産地は、フランス、ベルギー、ドイツ、イギリス、アメリカ西部など。国内の産地は山形県が代表で、青森、岩手、秋田の各県、北海道、長野、新潟両県など、比較的冷涼な気候の地域に集中している。果実はひょうたん形が多く、品種によって大きさは異なる。果皮は黄緑色か緑色が多いが、赤色のものもある。肉質は石細胞が少なく緻密でやわらかく多汁で、甘くて香りがよいのが特色。独特のねっとりした風味のため、バターフルーツとも呼ばれる。日本梨との大きな違いは、収穫直後の果実は果肉がかたくてすぐには食用できず、何日間か追熟させること。食べごろはやわらかくなり、甘い香りが漂い始めたころで、生食のほか、加熱してシャーベットやタルト、シロップ煮、ジャムなどにする。日本に導入された品種は200種類以上で、現在も135種類を保存。主な栽培品種は以下のとおりで、ほかにウインターネリス、シルバーベル(日本原産)、パス・クラサン、青森のマルゲリット・マリーラ、北海道のブランデー・ワインなどがある。
●バートレット イギリス原産。18世紀末、バークシャーでウィリアムにより発見された。その後アメリカに渡り、バートレットにより普及されたので、この名になった。ヨーロッパでは発見者の名前からウイリアムズ、またはウイリアムズ・ボン・クレティンと呼ばれる。世界的な主要品種で、日本へは1868(明治1)年に導入され、現在最も多く栽培されている。果皮は光沢のある鮮淡緑色で、追熟すると黄色または黄金色になる。果実はやや小ぶり(180〜270gほど)で、典型的なひょうたん形(洋梨形ともいう)。肉質は緻密でやわらかく、多汁。甘みと酸味がほどよく、特有の香りがある。追熟後の日持ちはよくない。生食のほか、缶詰などに加工される。収穫は8月下旬〜9月上旬。
●マックス・レッド・バートレット バートレットの枝変わりで、日本へは1953(昭和28)年に導入された。果皮はあずき色で、追熟すると朱赤になる。肉質は緻密で、バートレットより香りが強い。収穫は9月上〜下旬。
●ラ・フランス フランス原産。洋梨の中で品質も味も最もよいとされる。日本へは1903(明治36)年に導入された。山形県産が有名で、最近はますます需要が増えている。果実は小ぶり(200gほど)で、いびつな球形。果皮は緑黄色で褐色の斑点が散り、追熟すると黄色みを帯びる。表面には凹凸があり外見はあまりよくない。果肉は淡黄白色。肉質は緻密でやわらかく、多汁。特有のよい香りがする。収穫は10月中旬から。食べごろは、皮が黄色くなり、そっとさわると若干やわらかく、香りがするようになったころ。
●好本号(よしもとごう/アレキサンドリン・デュイヤ―ル) フランス原産。日本へは1868(明治1)年に導入された。果実は大ぶりでひょうたん形。果皮は鮮黄緑色で、熟すと黄色になり、表面はなめらか。肉質は緻密で多汁。甘みが強い。収穫は9月中旬〜10月中旬ごろ。
●プレコース フランス原産。日本へは1868(明治1)年に導入された早生種。果実は大ぶりで、ひょうたん形。果皮は黄緑色で、日に当たる面は赤色。肉質はやや粗いがやわらかく、多汁。甘みが強く酸味は少ない。収穫は8月上〜中旬。
●ル・レクチェ フランス原産。新潟県産が有名で、最近は需要が増えている。
◇栄養成分 主成分は90%ほどを占める水分。蔗糖、果糖、ブドウ糖などの糖分を多く含み、リンゴ酸やクエン酸もあるので水分補給や夏バテぎみの疲労回復に役立つ。ビタミン類やミネラルは少ないが、体内の代謝生理に関わるカリウムの含有量が日本梨や中国梨より多い。さらにアンモニアを体外に排出し体内の代謝を整えるアスパラギン酸を含み、肉類の消化を助けるたんぱく質分解酵素もある。果肉のざらざらした舌ざわりは石細胞によるもので、便秘解消に効く。
◇選び方 色つやがよくて重量感があり、キズのないものにする。
◇扱い方 未熟なものは新聞紙などに包み、室内に置いて追熟する。指先で軽く花落ちのあたりを押し、少しへこむくらいやわらかくなったころが食べごろ。切って空気にふれるとタンニンが酸化されて褐変するので、切ったらすぐ塩水につける。こうすると酵素の働きが止まり、変色を防げる。

 
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  特においしい時期

洋梨を材料に使ったレシピ

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洋風 洋梨のムース NEW
  • 加藤千恵さん

缶詰の洋梨を使ったまろやかなムースです。

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