セリ科。八丈島が原産。主に伊豆七島や房総半島の海岸近くに自生している栄養価の高い野菜。若葉を摘んでも翌日にはまた芽が出てくるほど生育が早いので、あしたば(明日葉)という名がついたといわれ、昔から強壮剤として知られている。食用にするのは若葉のうちで、強い香りと独特の苦みが特徴。 ◇栄養成分 ビタミン類を多く含む。とりわけ、A(カロチン)、Kが多く、カリウムをはじめとしたミネラル、食物繊維も豊富。茎や葉を切ったときに出る淡黄色の液はカルコンとクマリンという成分で、がんを予防する働きがある。カルコンはあしたば以外の植物にはあまり含まれていない成分で、潰瘍の原因になる胃酸の分泌を抑えたり、血栓を予防する作用もあるといわれている。強心、利尿効果のあるルテオリンという成分も含む。 ◇選び方 葉の色がつややかで明るい淡緑色をし、みずみずしいものを。茎の下の切り口も黒ずみがなくて新鮮なものがよい。 ◇扱い方 アクぬきのために下ゆでするときは葉と茎を分け、葉のゆですぎを防ぐため茎からゆでる。 |