村岡奈弥の「旬を楽しむ薬膳」 | e-gohan おいしく・楽しく・健康に チェリーテラスの食とレシピ

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村岡奈弥の「旬を楽しむ薬膳」

フランス料理の専門家としての修行に加え、中医薬膳師、国際中医師という立場で、5000年の東洋の知恵を踏まえた季節に適した体調を整えられる食生活を、おいしくきれいに提案しておられます。


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vol.4夏支度



2016年7月

 夏が来ると、夏休み、楽しい行事が待っており、なにかウキウキ、心が躍ります。太陽がギンギン照りつけて暑いので、その暑さをしのぐために浴衣や椹平を着たり、風鈴をつるして音色を聞き、葭簀を建て、打ち水、水遊び、西瓜割、ホタル観賞、葛ねり、飴湯、お素麺や氷をいただき楽しみながら涼を取ります。

 と上にあげたようなことは、残念ながらちょっと昔の話なのでしょうか。そんなことはなく、現代でも話題になっている、熱中症予防、冷房対策、夏バテ、日焼け予防などにもしっかり役立ってくれます。

 熱中症予防として、打ち水をし、葭簀で日陰を作り、西瓜割をした西瓜にお塩をかけて食べれば、日の光の暑さから逃れ、そして西瓜を食べることで体の熱を冷まし、汗と一緒に出ていってしまった必要な水分を、また天然のミネラル分たっぷりのお塩をかけることでミネラル分を補給することができます。
 西瓜など瓜科の食材や体の熱を冷ます食材は、冷房に頼り過ぎないようにするのに役立ちます。お風呂から出て暑くて冷房のあたる所に行ってしまいがちですが、冷房が、濡れた汗をかいた体をとても冷やしてしまいます。水分は熱伝導が早く、また熱を吸収します。お風呂上りには、冷房に頼るのではなく、やはり西瓜にお塩をかけて適量いただくことがお勧めです。食べすぎは、利尿作用もあるので、おねしょに要注意!ですが。瓜漬もお勧めです。

 また、夏は冷たい飲み物、食材の取り過ぎになりがちですが、これも要注意です。お腹は温かいのを好みます。日本の冷たいお素麺や冷し飴などには、ちゃんとお腹を温めてくれる薬味と一緒に食べます。しょうが、紫蘇、みょうがなどです。
 食欲がない事が夏バテだと思ってしまい、更に冷たいものをいただいてしまったりしがちです。冷たいものを食べすぎていたり、飲み過ぎてしまったりしていませんか?そんな時はお腹を温め、お腹の動きを良くすることがお勧めです。ためしに生姜湯など温める物を口にしてみてはいかがですか。

 夏バテで食欲ない時は、消化能力も落ちているので、消化しやすく元気をつけてくれる食材(山芋など)を取り入れ、汗と一緒に出ていってしまった気を補いましょう。

 暑い暑いと夏の風物を楽しみながら、上手に暑さを乗り切りましょう。

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