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村岡奈弥の「旬を楽しむ薬膳」

フランス料理の専門家としての修行に加え、中医薬膳師、国際中医師という立場で、5000年の東洋の知恵を踏まえた季節に適した体調を整えられる食生活を、おいしくきれいに提案しておられます。


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vol.1秋のしたく(立秋~晩秋)



2015年10月

 秋というと、秋晴れ、すがすがしくあざやかな紅葉が目に飛び込んでくる季節です。
十五夜のお月様も地球に近付いている時期ではありますが、より大きく見えます。
また、東京から見る富士山も、一段と堂々とずっしりとそびえたっています。
これは、大陸から乾燥した空気が流れ、さえぎるものがなく、大気が澄みわたるからです。

 そして、“馬肥ゆる”、私達は食欲の秋。
実りの秋には、栗、葡萄、梨、柿、銀杏、松茸、秋刀魚などたくさんの美味しい食材の収穫が出来ます。動物は冬眠に備え、私達はやがて来る寒さに耐えられるよう、体にエネルギーを蓄えるためにしっかり食欲の秋を楽しみます。(ですので、この時期にダイエットしようとしても、体は蓄えようとしているのであまり効果は望めません。)

 体はいつも自然と共に変化しています。暑ければ汗をかき熱を発散し、寒ければ引き締めて寒さから体を守ります。
 秋は空気が乾燥するため、五臓で一番先に乾燥した空気を取り入れる肺が傷つきやすくなります。粘膜は潤っていることで守られているので、乾燥した空気を肺は好みません。乾燥で肺が傷つくと、咳や喘息などを引き起こしやすくなります。
肺を守るためには、必要な体液を補う食材、肺を潤わす食材などをいただきましょう。

 肺を潤わすお勧めの食材は、まだ体に暑さが残る初秋には、梨、柿、びわ、オリーブなどが、その後気温が下がってくる頃には、銀杏、松の実、胡桃、杏仁など木の実がお勧めです。その他、白キクラゲや山芋、百合根などもお勧めです。
 もうお気づきかと思いますが、旬の食材ばかりで、自然と共に活かされていることを実感いたします。
秋の味覚と自然の美しさを大いに楽しめることに、感謝感謝!

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