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vol.5すこしのコツで、よりおいしい冬の献立




 冬においしい牡蠣は、野菜に加えて軽く煮るだけで、全体が牡蠣の風味に包まれたような仕上がりになります。食材の季節感がなくなって来たとはいえ、その中でも牡蠣は、寒い時期しか味わえないもの。お鍋やグラタンもいいですが、手軽に作れるスープはいかがでしょうか。
牡蠣に合わせるのは、これも冬にこそおいしい太めの長ねぎ。それに大振りに切ったじゃがいもです。メイクインのような煮崩れしにくい種類であっても、スープにじゃがいもを加えると、出来上がりに軽いとろみをつける役目をしてくれるようです。白いんげんは、缶詰の粒の小さなタイプです。ひよこ豆などと同じもので、乾物を水煮しておくと便利に使えますが、今回のように、トッピングのような感覚で使う時、あまり時間がない場合などは、缶詰をストックしておくと便利です。
あとは、これも牡蠣と相性のいい牛乳を加えて仕上げます。アレンジする方法もいくつかあって、細かく刻んでからかりかりに焼いたベーコンを最後に散らすと、香ばしい香りが加わります。カレー粉やナツメグを入れてもいいし、牛乳を使わずに、ハーブを強める、という手も。
いずれにしても、バターを少し加えるのをお忘れなく。バターやオリーブ油は、煮込み料理の味にこくを与えるので、何か物足りないな、という時に、香りのいい油を少し加えてさらに煮込む、ということを私はよくやります。スープやシチューの風味が豊かになる、決め手のひとさじになるのです。

 白いスープには、にんじんをたっぷり入れて、スパイスを控えめに加えたご飯を合わせます。にんじんをみじん切りにするのは意外に手間がかかりますが、バーミックス(スーパーグラインダー)のように、小さなカップの中で好きな細かさにみじん切りにできるのは、手間や時間がかからずしかも散らからず、とメリットがたくさんあります。様子を見ながら細かくしていけば、好みの粗さで止めておくこともできるし、包丁できっちり刻むのとは違う食感になるのが魅力だと思います。しかも、細かくすることで、にんじんの量も十分使えるというのもいいところ。
ミキサーやフードプロセッサーのような調理器具を持つということは、それなりの使い方を考える必要もありますが、使い慣れてくると、料理の幅が広がることは確実です。

 もう一つは、コーヒーやお茶に合うナッツの砂糖がけを。これも、やってみるとお鍋一つで手軽に作れるので、お砂糖の種類を変えたり、材料を変えたりして、気楽に作れます。お菓子は作らないという人でも、ナッツにシロップを絡めるというやり方は、軽く野菜を炒めるくらいの感覚で試せる、おやつ作りの入り口にあるようなもの。鍋を火から降ろしたら、とにかく混ぜ続けて空気を入れ、温度を下げながら黒糖を結晶化させるということを覚えていけば大丈夫。デザートはあるけれど、もう少し何か足したい、という時にもすぐ作れる砂糖がけです。


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