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今月の特集 脇雅世さんに、フランス家庭のクリスマスと大人も子供も大満足!のとびきりおいしいレシピを教わりました


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フランスのクリスマスは家族でお祝いするのが一般的です。普段遠くで暮らしている家族もこの日のために集まり食卓を囲みます。その家ならではのクリスマス・メニューがテーブルを飾ります。詰めものをした鶏肉のローストに栗を添えたもの、お父さんが殻開けに奮闘する生牡蠣、行きつけのお惣菜屋さんに特別注文したトリュフ入りのフォワ・グラのテリーヌ……などなど。
デザートは、日本でもすっかりお馴染みになったブッシュ・ド・ノエル。フランスでは12月に入るとお菓子屋のウインドーに大小さまざまなブッシュ・ド・ノエルが並びます。クリスマスを待ちきれない人達は早々に買って食べてしまいます。
ブッシュ・ド・ノエルはその名の通り薪の形をしています。薪には暖炉の火を絶やさないようにという願いが込められているといわれています。その隠喩的意味は一族の繁栄と家族の深い絆を願う気持ち、つまり家族愛です。
このブッシュ・ド・ノエルのスピリットを「豚のロースト、エイグル・ドゥ」で表現しました。豚肩ロース肉を使い薪の形にして大皿に盛り、各自に切り分けます。薪にかかる雪を表し、口の中で溶けてなくなるようなやわらかいマッシュド・ポテトを肉に添えます。暖かな部屋で大切な家族と過ごすひと時に最適なメニューだと思います。

「赤い果物のデザート」も手軽にでき、クリスマスにおすすめです。南フランスでは、「13のデザート」がクリスマスの食卓の最後に出されることがあります。これはキリストの最後の晩餐の人数である13人になぞらえた13種類のデザートです。すべてが手の込んだデザートばかりでなくて、アーモンドやくるみのナッツ類、イチジクやレモンピールのドライフルーツ、フガスと呼ばれる南仏風パン、果物のコンポートなど。全部合わせて13種類になればOKです。
手作りの「赤い果物のデザート」にプラスして、あられ、かりんとう、ラムネなど市販の気の張らない菓子を加えて13種類に合わせたらいかがでしょうか。いつもより賑やかなクリスマスのエンディングになると思いますよ。

脇雅世(料理研究家)

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