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母乳やミルクだけを飲んでいた赤ちゃんも、日々成長してやがて乳汁だけでは栄養が足りなくなります。幼児食を食べられるようになるまでの食事が「離乳食」です。
からだに必要な栄養をとるとともに、さまざまな味や食感を体験しながら自分で食べられるように向かっていく「練習期間」と考えてください。

今まで果汁やスープを離乳食が始まる前に舌ならしやスプーンならしとして与えていました。しかし、最近は果汁の与えすぎから、母乳の飲む量が減り栄養素の不足が心配されます。スプーンに慣れるのも離乳食を始める5〜6ヵ月ころからで十分です。
(1)元気で首がしっかりすわり、支えてあげればおすわりもできます
順調に発育している赤ちゃんなら、生後5〜6ヵ月から離乳食を始められます。「体重7kgになったら」と言われることもあるかもしれませんが、昔言われていた目安の一つです。今は体重にはこだわらなくて大丈夫。
(2)大人が食べるところをじっと見ています
大人が食事する様子を目で追ったり、自分も口を動かしたり、よだれを出したり。それから、箸やスプーンで唇に触れると、口をあける…これらは「そろそろ離乳食が食べたいよ」というサインです。さあ、始めましょう!
その昔、家庭科の授業で「6つの食品群」のことを習ったような気はするけれど、すっかり忘れちゃった!というママもご安心を。離乳食は4つのグループで考えます。消化能力の未熟な赤ちゃんにはまだ食べられない食品も多いので、大雑把な区分けで大丈夫ですよ。
(1)主食となる穀類・いも類(糖質性食品/エネルギー源)
・ 糖質は食べるとすばやく消化されて、内臓も含めたからだ全体を動かすエネルギー源となります。
・ 生命活動を維持する大切な栄養素ですから、大人も子どもも主食は毎食きちんととりましょう。
・ このグループに入る食品は、米、パン、麺類、パスタ類、いも類、バナナなどです。
(2)主菜となるたんぱく質性食品(血や肉をつくる)
・ 人間のからだはたんぱく質でできています。成長著しい赤ちゃんの食事にもたんぱく質性食品は不可欠ですが、赤ちゃんの胃腸が母乳以外のたんぱく質性食品を消化するには消化機能が未熟なために成長に合わせたすすめ方が大切です。
・ 生後9ヵ月以降になると鉄欠乏性貧血になりやすいため、そのころには鉄分を含むたんぱく質がとれるようにすすめましょう。
・ 食物アレルギーの原因となる食品にはたんぱく質性のものが多いので、心配なママもいらっしゃるかもしれませんが、自己流の食事制限は禁物です。疑わしい場合は必ず検査を受けてアレルゲンを確かめ、医師の指導に従ってください。
・ このグループに入る食品は、卵、牛乳・乳製品、大豆製品、魚類、肉類などです。
(3)副菜となる野菜・果物類(ビタミン・無機質類/体調を整え、骨や歯をつくる)
・ 野菜や果物に多く含まれる多様なビタミンや無機質(ミネラル/カルシウムや鉄など)は、からだの中のさまざまな生命活動を助けて、からだを丈夫に成長させるのに役立ちます。
・ 野菜・果物には便通を促す食物繊維も豊富で下痢や便秘を防ぎます。赤ちゃんや小さな子どもにとっては食物繊維や味が食べにくいようですが、発達に応じて調理法を工夫しましょう。
・果物(マンゴー、パパイヤ、キウイフルーツ、バナナなど)には最近では食物アレルギーの原因となるものがあるのでとりすぎに気をつけましょう。
・ バナナは(1)の糖質性食品のグループに入ります。
(4)油脂類(エネルギー源)
・ 油脂類は、からだを動かすエネルギー源となる栄養素で、少ない量で高カロリーなため、腹もちをよくしてくれたり、野菜などもやわらかく調理できます。
・ 油脂類は消化しづらいので、少しずつ慣らしていきます。便秘がちな時は油脂を使うと改善することがあります。
・このグループに入る食品は、バター、植物油、ピーナツバター、ごま、マヨネーズなどですが、肉類や魚類や他の植物性食品にも油脂が豊富に含まれているものがたくさんあります。
・ケーキ、クッキー、チョコレートなどの洋菓子にはたくさんの油脂が含まれています。エネルギーだけでなく、甘すぎるものは、大切な食事がすすまなくなったり、虫歯の原因になりやすいので3才までは与えなくていいでしょう。